言の葉も光合成はしたいもの

言葉とか食べものとか絵画の話とか。

心の緯度・経度

(土曜は内にこもった話を)

仕事をしていて、何か心に引っかかる時って進捗が良くないんですよね。あの人に電話したくないなぁとか、家に帰ってあれやらなくちゃとか。「気が進まない」ってのは進捗管理表作って仕事した昔の真面目な番頭さんが作った言葉なのではと思って止みません。

不安な感じが小さくても生活に影響あるのに、大きな不安だと動きは止まります。鬱は永久凍土、と加藤諦三さんが言ってましたが言い得て妙です。常々不安があって、その不安にまた次なる日々の不安が重なり万年雪のようになる。鬱って性格であると同時に生活習慣病なのでしょう。私もたまにヤバい時は心の雪かきしています。

さて、何とも暗い話ですが私自身これって19か20歳には解決すると思ってたんですよね。それが中々無くならない、たまに出てくる。で、どうしたものかと思ったんですが、鬱=永久凍土の話を最近聞いてから、今は緯度の高い所に住んでるのかー、と思うようになって楽になったんですよね。

地球上で赤道近くに住む人もいれば北極近くに住む人もいる、多分私は今回の人生雪が降りやすい地域にいるんですよね。そりゃあまり人が多くは住まない土地かもしれないけど、ここにはここで楽しみ方がある。平均気温が低いだけに身体が縮こまりやすいのだけど、家には暖炉があって暖まりやすい。リオのカーニバルのように沢山の人で歓喜する祭りは無いけれど、少ない人数で暖炉を囲んで深く話すには向いている。夏は短いけれど、陽射し輝く夏への思いは人一倍強い。
見栄を張るとか明るく振る舞うって寒いのに薄着してるのと同じで風邪引いてしまうんですよね、精神的に。

かえりみて、目の前の人がどこに住んで、どの季節を喜ぶのか?雪が降る事はある場所なのか?季節(性格)と服装(振る舞い方)が違って見えるけど風邪引きそうに(しんどく)ないか?一人ひとりが持つ季節感を見出したいなーと思っています。
心の住処、どこらへん?って人それぞれ置き換えてみると結構面白いですよ。以上